今年の夏、東工大院試のA日程を受験し合格しました。
今回はその経験を生かして東工大の院試について独自の視点から解説していきます!
そもそも院試とは?という方はこちらを読んでからこの記事を読むのをお勧めします!
大学院って?〜大学生は早めに準備しておこう!〜
✳︎✳︎✳︎外部受験の方を対象とした記事になります。✳︎✳︎✳︎
外部院試を受験される方はこちらの記事も合わせてどうぞ!
受験大学院
初めに受験した大学院について書いておきます。
東京工業大学 情報理工学院というところを受験し合格をいただきました。
A日程とは?東工大院試のシステム
まず、少し特殊な東工大の大学院試験のシステムについて説明します。下の図を見てください。
この図に示すとおり東工大の院試には「A日程」と「B日程」の二種類の試験が存在しています。
図を見るとすぐにわかりますが明らかにA日程を受験した方がお得です。なぜなら二回のチャンスがあるからです。
もしA日程で残念だった場合でもb日程を受験すれば合格する可能性が十分あるからですね。
この日程を決めるのが書類選考です。東工大は出願した時点で全ての受験生が自動的に書類選考にかけられ、選考を通過した人のみがA日程を受験できます。
残念ながら通過しなかった人はそのままB日程を受験するという流れになっています。
書類選考の基準は?
みなさんが気になるのがA日程とB日程を決定する書類選考の部分だと思います。
これは後ほど詳しく説明します!
必要書類
簡単に出願のために必要な書類についてまとめました。今年(2022年度試験)時点での情報になりますのであくまで参考程度にとどめてください。
- 願書
- 卒業証明書あるいは卒業見込み証明書
- 成績証明書
- 英語試験のスコア
- 志望理由書
最後の志望理由書以外は(数学系を除き)どの専攻、学院を受験する方も必須です。
数学系の受験だけは院試当日に独自の英語試験を実施するので提出は不要です。
願書
基本的に大学院試験の時期が近づいてくると大学のHPからダウンロードできるようになりますのでそちらを入手して書きましょう。
大学のHPはこちら
卒業証明書あるいは卒業見込み証明書
学部4年生で院試を受験する方は卒業見込み証明書。すでに大学を卒業している場合は卒業証明書が必要になります。
ほとんどの大学では事務室に頼めば発行することができます。
大学によっては手続きに時間がかかることもあるので早めに用意しておくことをお勧めします!
成績証明書
これも先程の卒業証明書と同様に大学に申請して入手しましょう。
一つだけ注意点があります。
東工大側からの指示でGPA(成績を数値化したもの)が記載されているものを提出することという指示がありました。
どうしても入手できない場合は仕方ないですが、なるべくGPAが記載されているものを入手しましょう!
英語試験のスコア
基本的に東工大はTOEIC,TOEFLどちらの提出でも認められています。
先ほどから繰り返しになりますが早めの入手をお勧めします。
特に英語試験のスコアは受験してから手元にスコアが届くまでの時間が長いです。
遅くとも4月までには受験しましょう!
英語試験(TOEIC,TOEFL)についての対策記事も公開しているので参考にしてみてください。
志望理由書
志望理由書については受験する学院によって指定があるはずなので必ず募集要項を確認してください。
志望理由書の中で必要になる研究計画についての書き方を以下の記事で詳しく解説しています。
【例文つき】院試研究計画書の書き方って?〜東大院合格者が教えます〜
ちなみに私の受験した情報工学系の志望理由書は、志望理由や研究計画について1500文字程度で書くというものでした。
上記の記事で紹介している順序通りに考えていけばそこまで苦しまずに完成できるので気になる方はぜひどうぞ!
書類選考
さて、いよいよみなさんが気になる書類選考についてです。
色々調べてみた方はすでにお気づきかもしれませんが明確な基準は、「公開されていないのでわからない」というのが結論になります。
しかし、私の実体験から他のブログとは少し違う視点で話せるのでぜひこのまま読んでみてください。
突然ですが、この後に必要な話ですので出願時の私の状況についてまとめておきます。
学部の成績・・・学部の中で下から数えた方が早い、GPAは計算していませんが2前半だと思います。
英語試験のスコア・・・TOEICを840点で提出しました。
これを踏まえて読んでもらえるとわかりやすいかと思います。
基準に関わる要素
書類選考に関わる要素としてよく挙げられるのが次の三点です。
・英語試験のスコア
・志望理由書
よく見るのが学部成績では学部の中で上位1割~2割以上、英語試験のスコアではTOEIC750点以上という基準です。
志望理由書については明確な数値化が難しいので割愛しますが私も選考に関与していると思います。
しかし私はここにもう一つ重要な要素が抜けていると考えます。それは
自分が志望する研究室の内部生志望割合 です。
これにはいくつかの理由があります。
まず一つ目は私が受験する際に調べた受験感想ブログによるものです。
a日程についての感想をあげているサイトは数多くありました。学部成績が高い方もいればTOEICのスコアが高い方もいたりどちらもそこまででもない方もいたりとまるで相関がありませんでした。
実際に私はa日程で受験をしましたが上述の通り学部成績はとてもいいとは呼べないスコアです。
そこで別の要素があるのではないかと考えた結果が上記の要素です。
そしてもう一つの理由が内部生と外部生の面接時の対応の差です。
詳しくは割愛しますがa日程における面接での外部生と内部生の差は凄まじいです。
内部が優遇されているかどうかについての明言は避けますが、関与していることは間違いないと考えています。
これらの二点から私は「外部生の志望する研究室における内部生の志願割合あるいは志願数」が書類選考において重要な要素になっていると考えました。
もちろん、あくまで私の推論にすぎないので参考程度にしていただければと思います!
まとめ
今回は東工大のa日程についてまとめました!
具体的な受験のための準備や受験時の様子はまた別記事で紹介します!
こちらの記事では東大の院試で9割を取った秘訣を紹介しているので是非ご覧ください!
では、一緒に頑張っていきましょう!
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